【ディズニー作品】【感想】ダンボ ~可愛すぎて皆ジャンボになります~

2015年7月21日火曜日

【ディズニー作品】【感想】

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今日はディズニー最重要作品!
『ダンボ』を見たので感想を書きたいと思いますー。

ダンボは1941年、第二次世界大戦開戦真っ只中に公開された作品です。
公開直後にあのパールハーバーが勃発しております。
(それにより当時のNY timesの表紙がダンボにする予定から山本五十六に急遽変わったという逸話があります)

当時ディズニーはピノキオとファンタジアの興行的な失敗により
お金が全くない状態だったそうで
このダンボはかなりの低予算で製作されましたが、にも関わらず
大ヒットを果たしディズニーをピンチから救った作品だといわれております。


さて、そんなダンボですが僕にとってのダンボとしては
家にビデオがあったので多分この作品は100回以上見たかと思います。

でも最後に見たのはいつか思い出せないレベルだったので記憶はおぼろげでした。
なうえで改めて見てみてやっぱ面白ぇ!かったです。


他のディズニー映画の感想が気になる方はこちら。



ダンボはこれまで見てきた他の作品と比べると明らかに低予算なことがすぐ分かります。

端的にいうと(白雪姫やピノキオと比べると)絵の作りこみはしょぼいです。

ただ、シナリオやキャラクターの秀逸さが抜群なので
そんなことは全く気にならず、
過去2作と同じように楽しく最後まで見ることが出来ました。


あらすじを簡単に書きますと
サーカス小屋に生まれたダンボは
他の象とは明らかに異質な大きな耳をもっていました。
それを理由に苛められ母親とも引き離されてしまうのですが、
そんな逆境にもめげず相棒のネズミのティモシーと共に苦難を乗り越えるというお話。


より僕なりに端的に言うと

"はみ出し者が己の能力によって自分の居場所を見つけるお話"

です。

最後は大きな耳を持っているという欠点を長所に変え、
耳を羽の代わりにして空を飛んでお母さんとも再会!
万事オッケー!!
というお話。(いやほんとラストの展開はそんな感じ)
こういったはみ出し者が成り上がる話は皆好きですよね。



ダンボがまためっちゃ可愛いんすよ。

マジ半端ない。

ダンボ出てくるシーン全部可愛いです。きゃりーぱみゅぱみゅより可愛いです。

ダンボの僕個人的な萌えポイントとしては
相方であるネズミのティモシーが歩きだすと
ティモシーの尻尾に自分の鼻を巻きつけて付いていくところ。

もう超可愛い。

これ。可愛いぃいい。

ダンボが喋らないところも萌えポイントですね。
『わんわん物語』のレディ幼少期もめちゃくちゃ可愛いですけど
ディズニーは動物の可愛さを描かせたら右に出るものはいないと思います。


そして、ダンボが可愛すぎるが故に、見てるだけで誰もがダンボに
母性を抱いてしまう作りになっています。
作り手は確実にそれを意識的にやってます。

つまり、これは全員がジャンボになる作品だと思います!
ジャンボってダンボのお母さんね。

ということでそんなダンボのハイライトシーンを2つほど挙げておきます!


ダンボに匹敵する可愛いレディが登場する『わんわん物語』の感想記事はこちら。

1.牢屋のお母さんと檻越しに面会する場面


産まれて早々にお母さんと離ればなれにさせられて
挙句散々虐められてそれでも何とか歯を食いしばって耐えてるダンボが
母と面会するシーンがあります。

お母さんの姿を全て目にすることは出来ないけど
檻から出てくる長い鼻に母であることを理解し、
自分の全身を巻きつけて涙をぽろっと流すダンボの健気さ。

そしてそんな健気なダンボもさることながらジャンボです。
ジャンボが少しでも多くダンボに触れていたい、と牢屋の檻から鼻を伸ばして
たっぷりの愛情を注ぎながら歌うBaby mineがもうたまらないですよ。

ここは号泣必至の場面です。なんせこん時には既に観客総ジャンボ化されてますからね。

男も子供もお爺ちゃんもおばあちゃんも校長先生もジャンボですよ。
母性が目覚めちゃって目覚めちゃって。なのでもう母乳が出ます。

この場面の最後、ティモシーが泣く泣くダンボを連れて帰るその背中を、
つながれた鎖を引きづりながら見送るジャンボ。

もうこのシーンとかね。分かる、マジ分かるジャンボの気持ち俺マジ分かるよぉおおお(母乳ぶしゃー!)

みたいな・・・。。
(母乳はそういう機能はないです。)

ジャンボが閉じ込められた牢屋。MAD ELEPHANTて・・・。

2.カラスとの出会いと空を飛ぶまで


ダンボには
ピノキオにおけるジミニークリケットや
ピーターパンにおけるティンカーベルのような存在として
ティモシーというネズミが登場します。

このティモシーが熱弁奮ったことにより
ダンボに空を飛ぶことを指南するのが町のカラスたち。
彼らのバックボーンは多くは語られないですが
おそらく彼らもダンボと同じ境遇の町のはみ出し者たちでしょう。
ダンボの境遇を聞いてひどく共感し、ダンボに飛び方を指南してくれるのです。

そしてこいつらは不良的フレイヴァ漂う連中なのですが
陽気なダンスと音楽、軽快な会話が見ていて非常に楽しい気分にさせてくれます。

彼らの楽しさはやはり人気があったようで後にロジャーラビットにも登場、
そこでも陽気でノリの良い音楽を奏でる役として活躍しております。

というわけで個人的にやはりこういう音楽というかノリは好きなので
ここも見どころの一つとしました。

左からメガネ、麦わら帽子、だて男、牧師、太っちょという名前があります。


そんなこんなでそこからカラスたちが
カラスの羽をダンボに渡して飛ぶ練習をさせるのですが、
ここからのテンポはアホみたいに早くて
正直観客全員を置いていく怒涛の展開でいきなりダンボが空を飛びます。
まぁそんなこたぁ良いのです。
(もしかすると予算の兼ね合いとかでここは全体的に省略したのかも)
夢と魔法です。

では、最後にダンボのおすすめ楽曲ですが、
ダンボといえばこのシーンが何気に有名です。

ダンボがついうっかりお酒を飲んでしまって酔っぱらう場面。
かなりサイケデリックで明らかに前後の作風と全く異なる謎の場面です。
それゆえにこの場面を子供の頃に見てトラウマを強く持った人も多数いるらしい。
これはディズニーの嫌がらせではないだろうか。

ちなみにこのシーンを作ったのは不思議の国のアリスを手がけた方だそう。
うん、確かにどちらも頭おかしい人が作る作品だね。(褒めてる)
後にくまのプーさんでもこの場面はオマージュされており、こちらは
ディズニーランドのワンスアポンアタイムにも盛り込まれています。
なので、なんとなくこんな感じの場面を見たことがある方は多いかもしれないです。

同じくトラウマ場面が登場する『くまのプーさん』の感想記事はこちら。



ということで、ダンボより『Pink Elephant's on Parade』です。

こりゃトラウマになるわなぁ。。

最後まで読んでくださった方は有難うございました。
他にもディズニーの感想記事を書いているので
是非読んでみていただけると幸いです。

ディズニー映画感想シリーズ


そして次回はこの作品です!

以上終了また次回。

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