【ディズニー映画 感想】眠れる森の美女 ~初のイケメン王子登場~

2016年5月4日水曜日

【ディズニー作品】【感想】

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さぁみなさん、ゴールデンウィーーーーークですね!

というわけで、今日のテーマは眠れる森の美女!です。

公開は1959年となっております。
なんとディズニー映画が童話を原作としてアニメーション映画を作るのは
本作以降1989年のリトルマーメイドまで無し!
だそうです。 意外。

また、何気にこの作品も公開当時は興行的には失敗しているようです。
ただし、興行的に失敗しているだけです。製作費が過去最高レベルだったから、
その製作費のレベルから言うと赤字になっちゃった、というだけです。




そして僕にとっての眠れる森の美女ですが、
本作に関してはまず最初に言っておきたいことがあるので
それについて語ることから始めたいと思います。


他のディズニー映画の感想が気になる方はこちら。



ディズニーを昔(VHSの時代)から見てる人には必ずぶつかる壁がありまして。

何かと言うとずばり吹き替え版の声優変更問題です。

旧吹き替えに慣れ親しんだ人からするとこの声優変更は結構エグイです。
で、まぁ僕は基本的にそもそもで日本語吹き替えにこだわりがあるわけではないのですが、
マレフィセントだけは!
マレフィセントだけは初期の吹き替え版でもう一度見たいぃいいい!!
と、ずっと思ってます。

今回調べてみて分かりましたが 初期日本語吹き替え版でマレフィセント役を務めた声優さんの名前は北林谷栄さんという方だそうです。

北林先生のマレフィセントを聞いてしまったら
もう他のどんなマレフィセントも物足りないです。
インリンオブジョイトイのグラビア見たあとの
リアディゾンのグラビアくらい物足りないです。
(ネタが中途半端に古くてすみません)



まぁグダグダ説明しても伝わらないでしょうから
北林先生版のマレフィセントがyoutubeで観れるので見てください。




はい、どうですか。
この人のマレフィセント聞いちゃったらね。もう正直他の声優で見れないんですよね~
無理だとは思いますがBlu-rayで北林さん版のマレフィセントを収録していただけると嬉しいです。

ということで前置きが長くなりましたが本題入りましょう。



眠れる森の美女のあらすじについてはこんな感じです。

姫"オーロラ"が生まれ誕生パーティーを開催している城に、
招かれざる客である魔女マレフィセントが訪れ、
オーロラに呪いをかけます。
その呪いとは「16歳の誕生日の日没までに糸車で指を刺して死ぬ」というもの。
その呪いをせめて少しでも和らげようと妖精メリーウェザーが
「死ぬのではなく眠るだけ、そしてその眠りは運命の相手の口づけで目覚める」という魔法をかけ、呪いから身を守るためにメリーウェザー含め3人の妖精が16年、森の中で彼女を匿うことにするが・・・・

というお話です。


さて、本作を改めて見た私の感想は、今までのディズニー作品とは
明らかに異質の作品であるということです。

具体的にどの辺がどう異質なのかについて今日は語ってまいりたいと思います。



1.王子がイケメンです。

はい。
ディズニーのプリンセスものといえば大体は男が物凄い冷遇されており、
ほとんどの場合モブキャラ扱いです。
それこそ過去の作品でいえば白雪姫の王子に至っては名前がありません。
キャラクター名が「王子」です。


多分アニメーターのほとんどがおっさんだったから
イケメンの男なんて書きたくなかったのでしょう。

現に本作でフィリップ王子を手掛けたアニメーターも
「みんな妖精とか魔女とか担当してるのずるい、俺もそういうのやりたい」と
ぼやいてたそうですから。

そんなわけで大概の作品で活躍することすら許されない王子たちですが、
フィリップは初めて活躍する役目を与えられます。

ほぼ妖精頼みではありましたが最終的にマレフィセントと命がけのバトルをします。

息子の政略結婚に勤しむ父ヒューバートに
「古いなぁ、今はもう14世紀ですよ」と窘める辺りもイケメンです。


恋愛結婚を認めないヒューバートを窘めるフィリップ王子。


モブキャラ王子が登場する『白雪姫』の感想はこちら。


2.西洋絵画的なデザイン


これまでのディズニー作品だと背景の動物や人物まで細かく描いて
すべてが生きているように見せるというところで圧倒的な絵力を感じる点が
一つの特徴だったのかなと僕個人は思っているのですが、
眠れる森の美女は全く動かないことが多いです。

城のシーンなどは周りの兵士が一切動かず背景と同化しています。
 
西洋の絵画をイメージして描かれたから、だそうです。

主要な人物以外は動かさないことで西洋の絵画(本来動くことのない静止画)が
動き出しているような独特の印象を持ちます。

そのため、なんとなく本作は格調の高い
大人向けのアニメという装いが全編に漂っております。

ちょっと話それますが色使いがスタイリッシュなのも特徴的です。
マレフィセントから放たれる怪しげな炎が緑という辺り、非常に斬新で印象に残ります。


上は実写版、緑の炎も再現されていた



3.眠れる森の美女が本当にほぼほぼ眠ってる


あれ?主人公、オーロラさんでいいんだよね?と聞きたくなるくらい、
オーロラさんは何もしません。

シンデレラやアリスが多少主張が強めな女性だったのに対して
オーロラさんはマジでなんもしてないです。
呪いかけられて魔法かけられて匿ってもらって歌ってたら王子にナンパされて
最後は寝ます。


なので僕はさん付けにしてます。
人間味がないというか名前で親しみを込めて呼べるようになるには
まだ距離がある気がしてしまうからです。

まぁそういう意味では今までで一番姫っぽいんですよね。
近寄りがたい存在という点で。

本作における主人公はぶっちゃけ妖精三人とマレフィセントなのかなと思います。

彼女たちとマレフィセントの魔法による攻防がすべてです。

今だったら邦題に「マジカルウォーズ ~眠れる森の姫を救え!~」とか
付きそうな勢いでした。

あまりにも有名なオーロラさんの眠り姿



隠れ主人公三人。左からメリーウェザー、フローラ、フォーナ


というわけで、異質な点をまとめさせていただきましたが
全体的にいえることは大人っぽくなったという感じがします。


 では、最後におすすめの楽曲。とはいえ、本作、意外と歌はそんなに無いんですよね。

なので選びようがなかったです。
 眠れる森の美女で『Once Upon a Dream』です。
こうして見ると木とか自然の造形がパないです。





そして次回はこの作品です!




以上終了また次回。

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