【ディズニー作品】【感想】ピーターパン ~主人公はピーターパンではない~

2016年2月12日金曜日

【ディズニー作品】【感想】

t f B! P L
どうも。
先月の本blogの月間PV数が1,000を越えました!(パチパチパチ)


実はピノキオの記事だけが偏って伸びているという状況ではあるのですが、
何はともあれ本結果を受け、今後も引き続きどんなに間隔を空けてでも
継続していきたいなと思った次第です。

 
では今日のテーマですが、
今日は1953年公開のピーターパンについて語って参りたいと思います!


本作はディズニーの歴史的な観点でいうと
ナインオールドメンと呼ばれるウォルトディズニースタジオに在籍していた
伝説的なアニメーター9名全員が制作に参加した最後の作品となっております。




僕にとってのピーターパンですがトラウマでした。

ピノキオとはまた別のベクトルのトラウマです。
今日はその辺も紐解いていきたいなと思ってます。


他のディズニー映画の感想が気になる方はこちら。



ピーターパンのあらすじを簡単に説明しますと
ウェンディという少女が父親との些細な口論をきっかけに
弟たちと同じ子供部屋から1人部屋に移るように言い渡されます。
そして子供部屋で過ごす最後の夜、
彼女が夢見て弟たちに語り続けていたお話しの主人公、
空飛ぶ少年ピーターパンが現れ、
一緒にネバーランド(ずっと子供でいられる島)へ冒険にでかける、というお話です。

端的に本作の僕なりの解釈を書くと
子供がずっと"子供"でいられる島で過ごす過程で
"大人"へと成長する物語だと解釈しています。

大人になるのは誰か?というとウェンディで、
そういう意味では本作の主人公はピーターパンではなく
ウェンディじゃないかなとちょっと思います。

というか僕はどうしてもウェンディを主人公ということにしたいんです。




ピーターパンがチャラくてすげぇ嫌いだから。



冒頭で書いたトラウマにあたる部分がここなんですが、
このピーターパンという野郎はとにかくクソチャラくて、
まだ幼くて心優しい僕のハートに深い傷をつけたわけです。

そもそもでピーターの野郎は人の家に上がり込んで
年頃の娘ウェンディを勝手に連れ出すわけです。
この時点で相当チャラいです。

ていうか誘拐です。チャラいどころの騒ぎじゃないです。
そしてしかも連れ出しておいてウェンディをめっちゃ不遇な立場に追い込みます。
そんなピーターの野郎のチャラさが兎に角際立つ場面は大きく2つです。


1.人魚共にちやほやされて調子乗る


ネバーランドについて早々、ウェンディが人魚を見たいとピーターの野郎にお願いし、
連れていく場面です。

ピーターの野郎は人魚を見つけるや否やウェンディそっちのけで人魚たちの元へ。
紹介とかしません。


人魚も人魚で3人ぐらいいるんですが全員がピーターの野郎に色目を使っていて
子供心に感じわりぃなこいつら感が凄いです。

ピーターパン面白い話してーうふーん

みたいなノリで人魚どもがお願いすると、フック船長の腕を切り落としたエピソードを語りだします。

他人を馬鹿にする話で笑いを取りに行くという低俗ぶりをさく裂します。

置いてきぼりをくらったウェンディはそんな輪の中に果敢に飛び込もうとするのですが
糞ビッチな人魚どもがそれを許しません。


露骨に嫌そうな態度をとったかと思えば、海に引きづりこもうとします。
河童のやり口です。
所詮、人魚も妖怪ということでしょうか。

挙句の果てにピーターの野郎はそれを見て爆笑してます。

僕は幼心に彼の神経を疑いました。

水木しげるの世界観だろこれ


少なくとも海に引きずり込もうとする人魚は登場しない人魚作品の感想です。

2.タイガーリリーとイチャイチャして調子乗る



インディアンの集落にてパーティをするのですが、
タイガーリリーという若い娘にチュウされてめっちゃ調子のります。

しかもウェンディが働かされているその目の前で。

どうしようもねぇなこいつと子供心に思ったことを忘れません。

タイガーリリーもタイガーリリーです。
ネバーランドにはろくな女がいません。

なんやねんそれ


というわけで、ピーターの野郎がただただうざいので
ウェンディが主人公の本作です。



ところで本作も相変わらず脇役陣の活躍が素晴らしいです。


何を差し置いてもティンカーベルでしょう。



主人公の相棒ポジションとしては
ディズニーキャラクターの中でも断トツの人気者ではないかと思います。

ただし、彼女も性格は悪いです。
ピーターのチャラさに振り回されている犠牲者ともいえますが、、

彼女を見ているとDVされているのに離れられない女性を思い出します。
社会問題を先取りしている作品なのでしょうか。

ともかく本当にネバーランドにはろくな奴がいません。

まともな神経してそうなのはスミー君ぐらいです。




母親思いで胸にMOTHERの入れ墨を入れているところとか好感がもてます。


ディズニーといえば悪役の手下は間抜けという法則がありますが
その間抜けキャラの最高峰に君臨するのがこのスミー君ではないかと思います。



そしてもちろんこの方。



ディズニーヴィランズの人気者、キャプテンフック。

クルーを突然銃で撃ち落としたり割と仲間をぞんざいに扱う横暴な性格の持ち主ですが
スミー君を側近に置いている辺り、根っからの極悪人というわけではないでしょう。

ピーターの野郎が現れると正装するなどオシャレに気を遣う一面も見られ、
なかなかかっこいい奴だと思います。



そして個人的に忘れちゃいけないのがこの方。


ジョージダーリング。
物語の最初と最後にしか現れないですが、
最後に彼がいうセリフが一番おいしいところを持って行ってる感あります。

どんなセリフを言ったのかはぜひ見てください。



というわけでピーターパンの感想でした。


一言で言うなら
主人公はウェンディです。


最後に好きな楽曲ですが、
ピーターパンはやはりこれしかないでしょう。
『You Can Fly』です、ロンドンの夜空を飛ぶピーターパンたちの姿は
いまだ色褪せず心を豊かにさせてくれる名場面です。






そして次回はこの作品です!

以上終了また次回。

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