【読書記録】4月-2 異端のすすめ 強みを武器にする生き方

2020年5月17日日曜日

読書記録

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読書記録 4月-2

異端のすすめ 強みを武器にする生き方



■著者
橋下 徹(はしもと・とおる)
■出版社
SBクリエイティブ (2020/2/6)
■所感 
仕事を通じて得たいものを得るために必要なことは何か?
その原理原則が橋本さんの経験をもとに様々な観点から書かれています。
橋本さんの考え方はすべてはトレードオフだということに
集約されていくように感じます。
僕は社会人歴でいうとまだまだ浅いですが8年目ぐらいでトレードオフという言葉の意味の重さを知りました。
このことに気づくのが早ければ早いほど豊かな社会人人生が送れるように僕は思います。
なので、社会人なり立てほやほやの方におススメの一冊です。


■刺さった文章
1.
すべての仕事は「表裏の一体性」で考えなくてはいけません。たとえば「自由」と「責任」。「権利」と「義務」。いずれも表裏一体のものです。(中略)誰だって「自由」「権利」はほしいでしょう。でも、その裏には必ず背負うべき「責任」「義務」がある。(中略)どちらを選ぶかは、もちろん個々人の選択次第です。ただ、これから自分の可能性を押し広げていきたいなら、まず姿勢を正し、「ほしいものを得るために、自分は今、何を背負うべきなのか」と、真摯に考えることが出発点です。

⇒まさにトレードオフそのもの。そして、"何も背負わない"ということは"何も得ない"ということを自ら選択しているということを示唆している。これは逆説で、何かを背負っている人にとってそうでなければ不条理すぎるよね?という意味合いでもあると思う。



2.
チャンスをものにしている人の共通点は、皆、その時々に、一生懸命手を抜かず、圧倒的な量で行動しているということです。(中略)チャンスをつかみたいと思うのなら、日ごろから行動すること。圧倒的な量をこなしながら必死に突き抜けようと、もがき続けること。
⇒若いうちは質ではなく、量を追求しよう。このメッセージが半ば体育会系として捉えられがちな昨今において、貴重なその理由の説明の1つ。



3.
しかし努力そのものが自己目的化してしまうと、ウリを明確に打ち出し、自分の商品価値を高めるという本来の目的から外れていってしまう。(中略)努力至上主義に陥ってしまうと、目的と手段を混同し、手段の努力をすることがいつのまにか目的になってしまいます。(中略)そもそも、すべての努力は必ず報われるというのも半ば幻想といわねばなりません。

⇒2へのアンサー。これも1セットですかね。



4.
人間関係に思い悩んでしまうというのは、自分の商品価値がそれほど高まっていないということでもあるのです。

⇒人間関係なんかどうせ永遠じゃないから悩むな。悩むくらいなら自分のレベルを上げて自分が悩まなくていい立場になれ、という意味。



■最後に一言
トレードオフにまつわる本でいうと『エッセンシャル思考』という本も面白いです。



あとは、RHYMESTERの『The Choice Is Yours』なんかもトレードオフを理解してから聞くと"選ぶのは君だ!"というサビのリフレインがより胸に強く響きます。



おわり。

自己紹介

ITベンキャー勤務のエンジニア兼営業。モテたい。

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